去勢手術のため鹿児島大学へ
先日の記事でもお知らせしました通り、岡山にて去勢手術を行う際に「片側性陰嚢」(睾丸の1つが奥に入っている状態)ということが判明したワーウルフ。
実は乗馬業界でも、片側性陰嚢の馬は技術や資金の面でも去勢手術を行うことが難しいのですが、これまでもサラブリトの馬で、鹿児島大学さまにて同様の「片側性陰嚢」の去勢手術をしていただいたご縁があり、昨日ワーウルフを約10時間かけて鹿児島まで輸送し、去勢手術をしていただきました。
今回はその去勢手術の様子を写真と動画でお届けします(普段なかなか見られない場面で少し刺激が強い映像や写真がありますのであらかじめご了承ください)。
無事に鹿児島大学に到着し、馬運車から降りて待機室に向かう様子です。
途中で少し不安そうに(見えるだけかもしれませんが)振り返る様子に思わず「大丈夫だよ」と声をかけてあげたくなります。
手術室には獣医さん以外にもたくさんの獣医学生さんがおり、みなさん熱心に勉強をされています。たくさんの方に見守られながら麻酔をし、固定されて手術に入ります。
なかなか見ることのないポーズです。
手術自体は約1時間ほどで終了し、前後の麻酔鎮静を合わせると3時間の長丁場です。ワーウルフは13時から手術が始まり14時過ぎに無事に終わりました。「片側性陰嚢」ではお腹の中にあることが多い陰嚢がワーウルフの場合は皮下にあったそうです。無事に手術が終わりホッとしました。
手術が終了したあとの様子です。
まだ麻酔の残るトロンとした目に「お疲れさま」「よくがんばったね」と言う気持ちになります。
麻酔が落ち着き馬房に戻る様子です。
まだおぼつかない足取りに支えてあげたくなりますね。
これからまた約10時間かけて岡山まで帰ります。
また到着後の様子をみなさまにお伝えできたらと思います。
こうしてワーウルフを無事に鹿児島まで輸送し、手術をすることができたのも、わたしたちの活動に賛同・共鳴し、支えてくださるみなさまのご支援があるからこそです。
馬たちのリトレーニング以外に、こういう去勢手術や輸送費などにもみなさまからのふるさと納税を活用させていただいております。
1頭でも多くの引退競走馬をセカンドキャリアへ繋ぐため、リトレーニングも、こうした去勢手術も欠かせないものになります。
引き続きご支援をいただけますと幸いです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
岡山県吉備中央町へのふるさと納税で引退競走馬をセカンドキャリアに繋ごう!
【岡山県吉備中央町のふるさと納税で引退馬支援】
1,000円からでも引退馬支援ができます!募集期間2022年9月30日まで
http://furusato-tax.jp/gcf/1640
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈