卒業のお知らせ
リトレーニングを頑張ってきましたコンクエストシチーとフランツの卒業が決まりましたのでお知らせいたします。
コンクエストシチーは4月に、フランツは6月にそれぞれ岡山へやって来ました。
コンクエストシチーは派手なお顔に四肢にソックスを履いており、フランツは三兄弟でお馴染みだったコペルニクス、フランクリン、プラトンの全兄弟で他の兄弟たちとは似ても似つかぬルックスがそれぞれに印象的な2頭でした。
8月の見学デーにお越しになったご夫婦。奥さまがパドックで見たコンクエストシチーに一目惚れをし、それ以来ずっと応援をしていて、引退し岡山でリトレーニングしているということを知り会いに来たと話してくれました。
優しく愛おしそうに見つめ撫でる彼女の姿と、彼女に寄り添い大人しく身を任せているコンクエストシチー。人と馬とがお互いに癒やし癒やされている光景を見ているだけで心が満たされる、そう感じました。
フランツは他の兄弟たちよりもレース経験があることも関係してかメンタル面では一番落ち着いていました。兄弟たちもみな揃って頑張り屋さんで少し負荷がかかると脚に出ていましたが、フランツは胃腸に来ていたそうです。名前の由来となったフランツ・カフカにちなんでフランツ過負荷なところもまた愛おしい、そんな馬でした。
人も緊張したり、プレッシャーがかかると胃が痛くなったりお腹が痛くなったりすることがあるので、馬も同じだと思うと親近感が湧きますよね。
彼にもまた熱烈なファンの方がいて、会いに来てくださいました。その方もパドックでフランツに一目ぼれをし、血統を調べると応援していた血統も入っていたとのことで、運命を感じたと伺いました。「こんなに近くで会えたり触れたりするとは思ってなかった」と涙を流しながら喜んでいただいた姿が印象に残っています。
2頭とも競走馬としてはそれほど活躍はしていませんが、これほどまで好きになって応援し岡山まで会いに来てくれるファンの方がいてすごく幸せな馬たちだな、と思いました。
リトレーニングから離れてしまうと、新しい場所でのお仕事の日々になります。2頭がそれぞれファンの方から優しい想いをいただき、競走馬から乗用馬へと『変身』し、第ニの馬生を過ごすため巣立ちます。
これからはこの2頭は広島県のMRC乗馬クラブ様でセカンドキャリアを過ごすこととなります。
サラブリトレーニングは馬たちとの出会いと別れを繰り返しながら、一頭でも多くの馬をセカンドキャリアに繋げるために活動しています。
別れは毎回寂しいです。しかし悲しむことではなく、むしろ喜んで送り出してあげたいと思います。
たくさんの人を笑顔と癒やしを与えられるような存在になれるよう願いを込めて送り出しています。
引き続きご支援や応援をいただけますと幸いです。
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