レッドアルティスタ号の近況~その8~
現在鹿児島県にあるホーストラスト様にてのんびりと余生を過ごしているレッドアルティスタ号。
毎月近況をお届けしていますが、楽しみに待ってくださっているというお声をいただき嬉しく思います。
さて、アルティスタは8月はどのように過ごしたのでしょうか♪早速ご報告いたします。8月前半~中ごろにかけてはいつも通り元気に過ごしたようですが、18日に右前肢の跛行が見られたとのこと。季節外れの長雨が続き蹄底も弱くなっていて踏創(※釘などの尖った異物を踏むことで生じた外傷のこと)の跡があったそうです。翌日には発熱もありスタッフの方に抗菌剤と消炎剤で治療をしていただき、一時的に馬房にて運動を制限しながら治療を継続してくださいました。スタッフの方の手厚い治療のおかげで順調に回復し、27日には放牧を再開したとのことです。その後、夏の暑さや青空を楽しみながら仲良しなお友達と元気に歩きまわり新鮮な青草を食みながら過ごしたようです。食べ歩きにはまってしまったようですね♪楽しいし幸せですもんね(((o(*゚▽゚*)o)))
添付いただいた写真も2枚とも草を食んでいる様子だったので暑さにも負けず食欲旺盛に夏を過ごしたようで安心しました。今回のことから、馬は自然に近い形で過ごしていても人の手はどうしても必要なのだなと感じました。怪我をしたとき、病気になったとき・・・。馬は言葉を話しませんから人が気付き、必要に応じた処置をする・・・。馬はもともと野生動物ですが、サラブレッドは人が品種改良を重ねて作り上げたものなので人との関わりを完全になくすことはできないのかなとも感じました。だからこそ馬たちが競走馬を引退した先にも乗馬クラブやセラピーなど、人と密接に関わるお仕事があり、その中で馬と人がお互いに癒し癒され、与え、与えられお互いに受け入れ合い、同じ時間を過ごしていくことになります。
しかしいきなり環境が変わり、今まで教えられてきたこととは真逆のことを求められ、はじめましての人たちとコミュニケーションするのは人間でもしんどいですよね。そのためにリトレーニングがあり、馬たちのこれからの為に必要なのだと改めて思いました。レッドアルティスタ号はそのリトレーニング中の怪我で、セカンドキャリアを得ることが難しくなってしまいましたが、こうして日々の生活の様子を発信していくことで喜んでくださっている方がいる・・・。元気な姿を見せてくれる、それだけでもう素晴らしく尊いことだなと思います。
まだまだアルティスタの馬生は続きます。これからも私たちに笑顔と優しさを届けてくれるはずです。そんなレッドアルティスタ号を皆さまもぜひ一緒に見守っていてくださいねまた次回もお楽しみに♪
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