レッドアルティスタ号の近況~その6~
5月のレッドアルティスタ号の様子をお伝えいたします。レッドアルティスタがいる鹿児島県も5月に早々と梅雨入りしたようで、雨の日は雨宿りができる建物の中で他の馬たちとまったりと過ごしているようです。5月も体調も万全で元気に過ごしたとのこと。とても元気いっぱいなので雨が少し降っているくらいだと外で青草を食べたい~!!!という欲望が勝るみたいで濡れるのもいとわない様子で外へ出ていくそうです(笑)そのあたりがらしさ全開ですね♪小雨程度なら濡れるのも悪くないのでアルティスタくんの気持ちわかります♪
子供の頃は雨でも台風でも構わず外で遊んでいたことを思い出します・・・。大人になるとだんだんと「濡れる」「髪の毛やメイクが崩れちゃう」「濡れて着替えるの面倒くさい」「そもそも雨なのに外に出たくない」なんて心より頭で考えてしまいなかなか素直に行動ができなくなってきます。もちろん大人になるということにおいてこれをしたらどうなるのかを考えて行動するというのはとても大切なことなので時と場合によると思います。アルティスタのように「少々濡れても草が食べたい!」と思えるようなわくわくすること。多少リスクがあっても飛び込んでいけることが自分にあるのかな、なんて考えていると突然大雨と雷です。さすがに土砂降りの中外に飛び出すことはしませんが、濡れることを楽しめる、もっと言えば逆境や自分にとってつらいこと、しんどいことの中にもささやかでも楽しみを見いだせるってすごいなと思いました。
先日のNHKBS1にて放送されました「クールジャパン」を見てふるさと納税をしてくださった方もいて、関心を持っていただいたことに感謝とうれしさで胸がいっぱいになりました。毎日真っ暗のまだ夜が明けきっていない時間から宮田さんは馬たちと向き合っています。この吉備中央町という自然豊かな町で、日々の楽しみも少ない中で毎日です。馬はしゃべりません。言葉でのコミュニケーションはできません。だからこそ、いまこの馬は何を感じ、何を怖がっているのかあるいは何に興味を持っているのかなどを感じ取り、間を持たせてあげること。それが大事になってきます。馬が自分に応えてくれたとき、教えたことを覚えてくれていたとき。そういう瞬間が楽しいと宮田さんはおっしゃっていました。
どんな状況におかれても楽しみを見出すことは生きていくうえでかなり重要なスキルであり、レッドアルティスタはすでにそれを備えているんだなと頼もしく感じました。取材に来ていただいたクルーの皆さまや放送を見ていただいた皆さまありがとうございました。宮田さんだけがリトレーニングをしているわけではなく、岡山乗馬倶楽部のスタッフさんたちも毎日忙しい中一生懸命馬たちと向き合っています。その大変さが少しでも伝わればうれしいです。
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