【卒業】トキノオー
トキノオーの紹介
12戦1勝。左前脚に屈腱炎を発症したため、競走馬生活を引退しプロジェクト入りすることとなった。 トキノオーは父はG14勝、ラストランの有馬記念では圧倒の9馬身差をつけて優勝し、種牡馬としてもエピファネイアをだしたシンボリクリスエス。 母はセキサンキセキ。一族を遡ればマチカネフクキタル、ウオッカの牝系ワカシラオキにたどり着く血統だ。 デビューは2歳、新馬戦で2000mの不良馬場での芝戦。後の重賞馬も走ったレースで、中段やや後方から進めるも、直線でも順位を押し上げられず、9着となった。 次のレースでは距離を短縮して1800mの芝戦。良馬場でのレースは前走と同じく、出だしは中段やや後方からスタート。残り800mから捲っていき、良い感じで先行グループを捉えていく。このままいけるか!と思ったが、外々を回らされたのと、短い福島の直線も響き、6着と敗れてしまう。それでも新しい展開を見せ、次こそは!という意気込みを感じさせるレースであった。その次のレースはダートに変更して1800m戦。父シンボリクリスエスはサクセスブロッケン、ルヴァンスレーヴ、とダートの名馬を出す種牡馬。期待は高まる。レースは好スタート。2番手で進め、最後の直線手前で先頭馬をとらえ、先頭!!そこからラストスパート!!2着との差はじわりじわりと広がっていく…最後1番人気の馬も追い込んでくるが、時すでに遅しで1着でゴールイン!!2着とは2馬身差の完勝であり、500万クラスでの活躍も期待できる内容であった。 その後500万クラス昇級初戦は先行して前で粘りこみを図るも、7着。続くレースでは、2走目のように捲って3コーナーから4コーナー付近までは2番手に進出するも、直線で力尽きて12着…その後、半年のブランクをはさみ復帰するも7着、11着と着順はふるわず。 ここでトキノオーは心機一転、障害レースに路線変更することとなった。障害デビュー戦は7着であったが2、3戦目は先行ができるようになり、2戦連続で4着。その次のレースでは5番手で進め、終盤ぐんぐん順位を上げていく!直線では先頭に躍り出て、障害初勝利は目前!!であったが後方から鋭い追い込みにあい、ゴール直前で差されてしまい2着であった…それでも着実に障害に慣れてきて、次こそは!と挑んだレースは1番人気。2番手で進め、終始先頭にプレッシャーを与えるレース展開。そのまま直線に向き先頭を捉えたいが、なかなか差は縮まらない…結果、一緒に2番手にいた馬にも交わされ3着となってしまい、ここで引退となってしまった。 シンボリクリスエス産駒は障害での成績も上々。やっと障害レースに慣れてきたここでの引退は非常に残念である。 力強い走りを見せた本馬には、カミソリの切れ味、と呼ばれたコダマ。先日亡くなった名牝ウオッカと同じ牝系と日本古来の血もひいており、そこも魅力的だ。そんな本馬のセカンドキャリアの暖かいご支援をぜひよろしくお願いいたします。
詳細ホース情報
血統 | 父:シンボリクリスエス 母:セキサンキセキ |
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生年月日 | 2015年3月8日 |
性別 | セン馬 |
産地 | 浦河町 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生産牧場 | 笹島政信 |
所属厩舎 | 奥村 豊 |
獲得賞金 | 1250万円 |
入厩日 | 2019年4月 |