【卒業】キョウエイアシュラ
キョウエイアシュラの紹介
80戦6勝。故障箇所はないが、年齢的なものもあり引退することとなった。キョウエイアシュラは、父は2000年代日本で大ブレイクしたエンドスィープの後継馬でアメリカにて短距離ダートG1を2勝したスウェプトオーヴァーボード、母はサンシャワーキッス、祖母はミルレーサー。ここで競馬好きならピンとくるはず。そう!サンデーサイレンス初年度産駒で幻の三冠馬と言われた、フジキセキを生み出した一族だ。 デビューは2009年7月、2歳新馬戦。スタートから好位につけ直線に向く。なかなか前との差が詰まらなかったが、残り100mからスイッチが入りラストスパート!みるみるうちに前との差がつまり、最後の一頭を抜かしたところでゴール!!見事デビュー勝ちを果たした。 次走はオープンのラベンダー賞。前走の脚が評価されて1番人気。レースは内々中団から進めて、最終コーナーをまわった所で外にだしてラストスパート!大分あった前との差をどんどん縮めて残り50mで先頭を捉え、1馬身以上離したところでゴールイン!2連勝を飾った。 その勢いのまま迎えた初重賞、函館2歳ステークス。2番人気に支持され大外16番からのスタート。外々をまわされて最後の直線へ。いつもの勢いで上がってくるものの、最内枠からスタートした1番人気の馬もラストスパートをかけてくる…追いつきそうで追いつかず、2着でゴールイン。 その後重賞を1戦し6着した後、2歳G1朝日杯FSに駒を進める。9番人気で後方からレースを進めたものの、直線追い込み7着で入着を果たした。 明けて3歳。4戦重賞を走った後、迎えたのはNHKマイルカップ。13番人気であったが、後方からレースを進め、直線では内からしぶとく伸びて当時の東京1,600mレコード決着の中での5着!見事G1レースの掲示板に載ったのだった。 その後重賞で馬券圏内に来ることもあったが、オープンクラスで勝つことが出来ずに1,000万クラスに降級。降級した当初は何度も掲示板に載り、すぐに勝利できるように思えた。しかし、次第に着順が下がっていき15戦しても勝てずに迎えた次のレース。8番人気であったが中団からレースを進め、直線で前を捉え、実に4年ぶりの勝利!!ついに復活か、と思われ準オープンにあがるも、5戦中4戦2ケタ着順といいところがなかった… そして次のレース、キョウエイアシュラは初めてダートのレースを選択。すると直線いい脚で伸びて4着!ダート適性を感じさせる走りで次のレースは1,400mダートの安芸S。デビュー時と同じく中団で脚をためて直線に向くと、後のG1ホースとなった1番人気の馬にどんどん近づき、交わしてゴールイン!!この勝利で3年ぶりにオープン馬に返り咲いたのであった。 2戦したその後、迎えた地方交流重賞「テレ玉杯オーバルスプリント」。後方からレースを進め、向正面から徐々に位置をあげて最終コーナーでは先頭と半馬身差。直線できっちり差し切り、見事初重賞勝利を手にした! 次のレース、G1南部杯でも4着と好走し戦績をさらに積み上げて臨んだ、アハルテケS。10番人気ながらまた直線での追い込みが決まり勝利!3連単は50万越えとなった。 また2016年の室町Sでは最低人気ながら最速の上りで追い込み3着と、古豪ここにありをみせつけた。 2017年以降も13戦走り掲示板には載らないものの、1ケタ着順をとることもあり、懸命に走る姿を見せ、競馬ファンに感動を与えた。しかし、今年の11月霜月Sで15着となったところで引退が決まった。 2歳から11歳まで延べ9年間の現役生活。その大半をオープンクラスで過ごし、結果を出してきた本馬。中央競馬所属で80戦し、約40人が騎乗して、重賞勝ちも経験。3歳時、出走したNHKマイルカップの勝ち馬ダノンシャンティの子、サイスタリーレッドとも対戦した戦績は「ミスター無事是名馬」といっていいだろう。 そんな本馬が長い競走馬生活を卒業し、次のキャリアへ進むための支援を、是非ともよろしくお願い致します!
詳細ホース情報
血統 | 父:スウェプトオーヴァーボード 母:サンシャワーキッス |
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生年月日 | 2007年1月24日 |
性別 | セン馬 |
産地 | 新冠町 |
毛色 | 鹿毛 |
生産牧場 | 藤沢牧場 |
所属厩舎 | 森田直行 |
獲得賞金 | 1億4,813万円 (中央) |
入厩日 | 2018年12月 |
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